共同醸造酒 Passion 2011 Vol.7 添仕込

$蔵元駄文-蓋麹

さて、おとといの話になってしまいましたが、
「春霞」(はるがすみ、でなくて、はるかすみ ですよ)
栗林直章さんによる麹造りが、完成いたしました。

「蓋」での製麹はけっこう慣れているということでしたが、
それにしても、はじめての麹室。大変だったでしょうが、無事にやり遂げました。
「ゆきの美人」小林さん、そして麹師の吉田さんの、事前準備、実験製麹などの
バックアップのおかげもあると思いますが、なにしろよく頑張りました。

蔵元駄文-全景

留用の麹の出来上がり。使用されるまでは、冷凍庫で管理されます。

蔵元駄文-付きハゼ

そして、三段仕込みも開始されました。
こちらは、完成した酒母の顔。秋田酵母No.12の特徴香である
バナナ様香(酢酸イソアミル)が濃く立ち上っており、驚くほどです。

蔵元駄文-酒母ツラ


酒母は、こういう感じで造られました。

蔵元駄文-酒母経過


仕込みの準備です。酒母を、本タンクに移します。こうやって、容れ物に移し取って—–。

蔵元駄文-酒母おろし

仕込みタンクに入れます。

蔵元駄文-すっぽん

栗林さんが丹誠込めて造りました麹を入れて、また、「一白水成」の水を流し込んで、

蔵元駄文-麹投入

蒸し上がった米を冷まして、所定の温度になったら投入

蔵元駄文-蒸米冷却

全部入れたら、まぜる

蔵元駄文-櫂入れ

これで、三段仕込み(添/仲/留)のはじめ、添仕込みができました。
これ以降は、一日おいて、仲、留と、どんどん投入される物量が多くなって、
最後にこのタンクにいっぱいになります。